治療方針
患者さんの訴えをよく聞き、生活環境・食生活・職場環境などから原因をつきとめ、患者さんと共に考え、心のケアを重視し、薬物療法だけに頼らないホリスティックな医療を目指しています。
全ての疾患に対して生活指導・食事指導・栄養指導・生活環境整備指導などを行い、症状が出ないような暮らし方を患者さん自らが気づき、実践できるように指導していきます。
問題点は患者さん一人ひとり少しずつ微妙に違います。患者さんとともに二人三脚で治癒の道を探すオーダーメイドの医療と言えるかもしれません。
※ホリスティックとは、「包括的」「全体的」といった意味の言葉です。
ホリスティックな医療とは、病気や症状を局部的なものではなく、肉体と精神の全体、更には環境も含めて健康の管理や病気の治療をする考え方です。
治療について
患者さんが自ら治す意欲を高め、治療に参加し、自立して行くようサポートします。
治療の面からは、食物アレルギー(フードアレルギー)を見つけ出し、栄養指導をまず行います。特にアレルギー体質の改善に最も重要な腸内環境を整えるよう指導します。
潜在性感染症に対しては、オーラルケアを特に重視しています。
ハミガキ・ハブラシの選択からうがいの仕方、かみ合わせの矯正まで細かく指導します。
イーストコネクション、Bスポットにも注目して問題のある患者さんには、この方面からのアプローチも併用します。
栄養医学的には分子矯正医学に基づいて栄養素・ビタミン・ミネラルの過不足を解析し、ビタミン・ミネラルを補正します。
重金属のデトックスも必要に応じて行います。
薬物療法の基本は漢方薬です。
化学物質過敏症・電磁波過敏症の治療では、解毒療法として、解毒剤・肝庇護剤・ミネラルなどの点滴・酸素吸入などを行います。ビタミン剤・整腸剤・解毒剤なども適宜用います。
皮膚疾患の治療では、全身型および局所型紫外線照射装置(NB-UVB、UVA)を設置し、尋常性乾癬・アトピー性皮膚炎・尋常性白斑・掌蹠膿疱症などに用いています。
乳児アトピー性皮膚炎に対しては、食物療法や環境整備を徹底しステロイド剤は原則使用しません。